転職回数が多い中で、この人、この会社で重宝されてるな、活躍してるなと思う人を沢山見てきました。
今日は、会社目線でこう言う人だったら欲しがるだろうなと思う人を書き出してみます。
経験が浅くても若いと会社は欲しがる。
デザイナーの仕事はデザインするだけではないからです。時には文字打ちしたり、素材を探したり、地図を作ったり、画像を切り抜いたりと地味で誰でも出来るような作業もあります。そういう作業をさせるために若いデザイナー未経験者を採用する会社もあります。若いと人件費が安い場合が多いからです。もちろんデザインをやりたい意欲があって、ちゃんとした物を作れると、デザインの仕事もやらせて貰えます。デザイナー未経験者でも若いと、体力があって企業の変な癖がついてなくて素直なので、中途半端な経験者よりも使い勝手がいいです。物覚えも早いですしね。
入りたい会社の分野に精通したスキルがある。
今のエージェント経由とかで入ってくる人たちがこれに当たります。ちなみに今勤めてる会社に入った経緯がこれです。私は流通チラシを通算10年ぐらいやって来たので、他の流通チラシを扱ってる会社には面接でもすこぶる評判良かったです。企業もそんなに教えなくてもやってきた事とそこまで変わらないし、すぐコツつかんでやってくだろうと言う期待感もあるので採用しやすいのだと思います。
小さい会社だと、一通り仕事が出来ると自由にやらせてもらえる。
いわゆる社長が仕切ってるような零細企業だと、仕事が仕切れて自分でも制作出来る人は凄く優遇されます。えこひいきと言うぐらいに。この人が若干問題があって他の人の気分を害したり、入社して来た人をすぐ辞めさすような言動があっても、会社の利益は凄く出すので、好き勝手仕事が出来ます。腕や仕切りに自信があって、でもフリーランスは不安だと言う人には小さい会社がお勧めです。こういう会社は離職率も高いので、下が育たないのは難点だと思いますが、別に自分の会社ではないので問題はないです。
浅く広くデザインの引き出しがある。
普通の印刷会社とか制作会社ですと、様々な業種、テイストの仕事が振られて来ます。そういうのをそこまで時間かけずにポイポイ制作出来る人は重宝されます。会社にとっては作業量＝お金 なので。外注に出すと余分なお金がかかるので、社内である程度なんでも作れる人はありがたがれます。社内でデザイナーに指示し慣れてない人も多いため、簡単な指示で色々汲み取れる人は社内でもよく仕事を頼まれ活躍しやすいです。
変なこだわりがない。
このデザインは絶対コレ！とか頭の固い人は色々な仕事に柔軟に対応出来ないため、会社側も使いにくいです。凄く自分のこだわりがあって、自分のカラーで仕事がしたくて、それが世間にも求められてるなら、フリーランス一択です。会社員デザイナーはコンビニのような、なんでも揃ってるここに頼めば色々出してくれるし、早くて美味しいが重宝されます。もちろんこだわりを完璧に捨てたらいい物を作れなくなるので、いい感じなグレーゾーンな感覚を多く持つ事が大事だなと思います。要はクライアントが求める水準が出来ればいいのです。
癖の強い人達とぶつからない。
デザイナーはこだわりが強くて癖の強い頑固な人達が多めです。でもこういう人達ほどいい仕事をしてくれます。そう言う人たちと上手くやれる柔軟性がある人が求められます。言動がキツい人でも話してみるととても純粋でいい人な場合もあります。そういうような長く勤めてる人と上手くやれば、デザイン仕事も回してくれるため、自然とスキルも上がり、やりたい事が出来るようになります。
年齢上がるとその仕事が出来るだけでは難しい。
年齢が上がると指示に従って手を動かすだけの立場は企業はそこまで欲していません。単純に60歳まで働くとして20代前半の方と40代後半の方では20代前半の方の方が長く働けるからです。例外として、社内にその制作物の対応出来る人がいない場合、社外に仕事を振って仕切る必要もあるため、社外に幅広い業界の人脈があると重宝されます。他に、社内のメンターとして経験が浅い社員の教育者としての活躍をするという手もあります。
例として、今の会社は55歳から部長の紹介で転職してきたおじさんがいますが、前職の社外の人脈や制作スキルや知識をフル活用して、新規案件の仕事を仕切ったり、勉強会を開いて社員教育をしたりしています。
行動をしなくては転職は成功しない
私は7回と転職が多めですが、多くの企業を内部から見て来たので、会社で活躍している人材、求めてる人材も見えて来ました。デザイナーは入る企業の水準となる物がちゃんと作れると、割とそこまで転職がマイナスにならない職種です。ですが、不満があっても会社に留まったままだと、歳だけ重ねて転職も厳しくなって来るので、早く行動しましょう。
転職や将来に不安がある方がいましたら、参考になると幸いです( ・∇・)
ではでは〜
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