デザイナーは自分の経験や体験や見たことから作品を生み出します。そのためのインプットがとても重要になります。何もない所からは基本的に生み出せません。
インプットを怠ると何故死活問題なのか解説します。
怠った場合の問題点
経験値のみでデザインするようになる
流行のデザインや表現を追わないデザイナーの末路は、自分がアップグレートしてかないので、デザインや表現が古いままになります。そして、本人がその感覚に気づいてないのが一番恐ろしいです。
マンツーマンでのクライアントワークではクライアント気に入ってくれれば問題ないですが、コンペディションなどに参加となると、他の参加者との比べての作品の質の低さが目につきます。酷い人になると、他の人が自分の案をパクったと被害妄想に逃げる事もあります。
さらに、転職の際のポートフォリオにも作る場合もクオリティが低い作品が並び、他の転職希望者と争う転職にも苦労するでしょう。
ゼロからイチの提案の際にアイディアが浮かばない
途中からの修正等のオペレーションに近い作業は経験値で作業出来ますが、デザイン案を何案か出す時にアイディアが浮かびません。
経験からのアイディアは出せますが、自分の中だけの知識でのアイディアは新鮮さや斬新さがありません。
クオリティやアイディアを求められる仕事には苦労するでしょう。
クライアントの期待に答えづらい
経験である程度物を生み出せるので、全く仕事が出来ないわけではないですが、どれも似たような感じになってしまい、クライントの期待には答えづらくなります。若い人の方が発想力が柔軟なため、後から入社して来た人にデザイン面で負ける事もあります。プライドが高い方はそれだけで結構傷つきます。
熱意が無くなる
同じようなパターンの物しか作れなくなるので、もっといい物を作ろう、喜んでもらおうという熱意が無くなって来ます。そうなったらオペレータと変わらなくなります。最近はオペレーション作業だけなら海外を使った方が人件費が安いので、海外外注を使う企業が増えて来ました。
海外の安い人件費の人と能力が同じだったら海外の方に仕事がどんどん流れて行くでしょう。
社内でもデザイン案件の面白そうな仕事を振られなくなります。会社員の場合は単純に社内の居場所が無くなり、フリーランスでも安いオペレーションに近い仕事しか来なくなるでしょう。
インプット不足を防ぐには
- 流行のデザイン、表現を追う
- 社会的にどんなデザインをしたら受けてるのか調べる
- ファンが多く付いてるデザインワークを追う
- デザインに力を入れてる会社、大手企業の広告を見る
- 積極的に都会に出て周りの広告や装飾を興味を持って見る
- 普段流し読みしてる広告に興味を持つ
この辺を公私問わず意識して行えば、不足は補えると思います。プライベートで全くデザインに興味なかったらデザイナーとしての成長は鈍化するでしょう。普段から周りのデザインを意識する事が大事です。
私も前まで全く気に留めてなかったポスターやチラシデザインに興味持ち出したらデザイン力が向上して来ました。
将来的にずっとデザイナーとして活躍して行きたかったら、常に周りのデザインを意識して興味を持つようにして下さい( ´ ▽ ` )
ではでは〜
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