デザイン業界はブラックなのか?

グラフィックデザイン
駿
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デザイン業界は長時間労働が多いブラック業界だという印象を持たれる方が多いと思います。

今日は、そんな特殊な業界であるデザイン業界の事を話します。

結論から言うと、

  • 代理店などを挟むゼロから企画を考えるような大きな仕事をしてると、残業三昧が多い
  • チラシやカタログのようなある程度型が決まってる仕事が多いと、残業があまりない

だと思います。解説します。

代理店を挟むような大きな仕事の場合

代理店を通したりすると、クライアントと直接やり取りではないので、中間に沢山の人の目が入ります。その人達のOKが出ないと納期が決まってるにも関わらずデザイナーはいつまでも修正し続けなくてはならず、結果残業三昧になります。大きな仕事が多いので、やりがいが大きいですが、終わらない仕事で、残業代も出ない会社も多いです。YouTubeとかを見ていると、まだまだ残業ありきの働き方をしてる企業も多く存在します。プライベートが無くなってもデザインが大好きと言う人以外はオススメ出来ません。

チラシやカタログとかある程度型が決まってる仕事中心の場合

現在主にやってるのが、直接取引の流通チラシのデザインですが、スケジュールが固定されてる為、繁忙期でない限り、定時〜一時間残業ぐらいで仕事してます。(年末とかの繁忙期は9時〜10時ぐらいまで残業する場合もあります) 直接取引なので、紙面デザインチェックが会社の営業さんと、お客さんだけなので、スピーディに仕事が進められます。

代理店を挟む場合注意

ただし、代理店を挟んでの流通チラシの場合、代理店の人の目も入るので、もっと複雑になります。下請けの下請けデザイン事務所ばかりの負担が増えて、途中の代理店や印刷会社にお金を抜かれるので会社に入るお金はかなり少なくなります。某大手印刷会社絡みの流通チラシの仕事は、紙面チェックが凄まじく厳しかったので、もうやりたくないです。ボーナスも出なかったです。

ここが面白くてオススメ出来る

チラシやカタログと言うと地味な印象ですが、タイトル考えたり季節によって紙面の色合いを変えたりと、案外デザインの腕を振るう箇所も沢山あり、割と面白い仕事だと思います。文字も多いので、レイアウト感覚も鍛えられます。

最初文字が多かったりでなかなか組む感覚を覚えるのが大変ですが、ルーチン作業もあり、慣れると他の事を考えながらでも仕事出来るのでオススメです。 webデザイン全盛期ですが、まだまだ流通チラシといった紙の需要もあると思うので、紙媒体デザインやりたい方は検討してみてください。

流通チラシ制作のざっとした流れはこちらからどうぞ

自分に合った働き方の会社に入ろう

代理店経由の仕事は大きい仕事が出来るのが魅力的ですが、下っ端デザイナーの負担が半端ないです。クライアントと直接取引があるある程度大きな会社に入るのがオススメです。社長ワンマンの零細企業は、ボーナスも無い場合や下が育たないでどんどん辞めていくので、注意が必要です。

社長ワンマンの零細企業ほど優秀でまともな人から辞めていき、こういう方が残る可能性があるので注意!仕事の質も下がります。

皆様が変な会社、人に引っかからずに、優良企業に出会える事を祈ってます。

ではでは〜

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